プレスリリース
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2007.09.26
ターボ開発を担ってきたサーブの軌跡。
サーブ、ターボモデル誕生30周年



シンプルさを大切にするスカンジナビアン・デザインの伝統の本質のひとつに「less is more(より少ないことはより豊かなことである)」という考え方がある。ごてごてと華美に飾り立てると、本来の姿やラインあるいは形を評価しづらくなるという、このスカンジナビア的なものの捉え方は、サーブの車のデザインの根底に強く流れており、「less is more」の哲学は、サーブが時代の変遷の中で極めていったターボチャージャーという技術と非常に密接につながっているのである。

自動車の世界にターボチャージャーの技術を持ち込んだのはサーブであった。今からちょうど30年前、フランクフルト国際モーターショーでサーブ初のターボモデルを発表。当時、量産型エンジンからより多くのパワーを引き出し、エンジン効率を高めるための信頼性に優れ、かつ日常的なドライビングとしてターボチャージャー技術の開発に力を入れていたのは、サーブのみであった。

30年間におけるサーブの成功を示した象徴的なことは、皮肉にも、まさに「模倣」だった。というのも、現代において、ターボモデルを作らないメーカーなどほとんど存在しないからである。

そして現在、ターボチャージャーは30年前とは大きく変わり、魅力的なテクノロジーとして認識されるようになった。これはサーブが提唱する「ライトサイジング」への鍵となるもの、つまり「less is more」の哲学の登場するところとなる。

ターボエンジンは、同様のパワーを発生させるノンターボの自然吸気エンジンに比べ、より軽量かつ小型で燃費に優れているだけでなく、ターボチャージャーはエンジンの排出ガスの気流から得たエネルギーを利用することで、さらに大きなパワーを発生させる。このアイデアは、本来であれば廃棄されるだけのエネルギーを再利用するという点でも非常に魅力的である。

通常、燃料を燃焼させると約30パーセントものエネルギーがエキゾーストパイプを伝って逃げてしまう。しかし、ターボチャージャーではこうした排気エネルギーを利用して、より大量の空気をエンジンに送り込む。当然ながら、吸気量が増えた分、多くの燃料が必要になるが、ターボ車の場合、シチュエーションに応じて効率的にエンジンを活用することができるのである。

サーブを代表する専門家で、「量産型ターボの父」と称されるパー・ジルブランド博士は、かつて次のように語った。
「ターボチャージャー・パワープラントは、まさに1つのユニットに2つのエンジンが存在する。日常的な走行に使用するスモールエンジンと、より大きなパワーや高性能を必要とするときのラージエンジン。そして、スロットルの開度が大きくなったときに、ターボチャージャーがこの2つを結ぶ役割を果たすのだ。」と。

現代においても、サーブはターボチャージャー技術の先端を走り続けている。化石燃料から排出されるCO2量の低減を求める声が世界で高まりをみせる中、ターボチャージャー技術とバイオエタノール燃料(E85)を組み合わせたサーブのバイオパワー・エンジンは、これらの有害物質の排出量を大幅に削減させた。しかも、ガソリンエンジンよりも多くのパワーを実現させたのである。これこそ、スマートな「ウィン・ウィン」のソリューションと言えるだろう。

以上


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